「石町 時の鐘」があった!! 日本橋編−5 2001.9.7
 日本橋室町4丁目−5、「鐘撞堂新道」をどんどん東にむかって行くと、
日本橋小伝馬町にでる。すると通りの北側にこじんまりとした公園がある。
十思公園(じゅっし/じっしこうえん)という。
 なんと、此処に江戸期の「石町時の鐘」が保存されていたのだ。
「新訂江戸名所図絵T」市古夏生 鈴木健一 校訂
  筑摩学芸文庫 1996.9.10 1刷 より
 
「 時の鐘 石町3丁目の小路にあり。辻源七といへる者
これを役す。この鐘、初めは御城内にありしとなり。
(その余、都城の繞(めぐ)りにありて、候時を報ずるもの、すべて八ヶ所なり。いはゆる、
 浅草寺・本所横川町・上野・芝切通・市谷八幡・
目白不動・赤坂田町成満寺・四谷天竜寺等なり)。
 銘に曰く、「宝永辛卯(1711)四月中浣(中旬)
 鋳物御大工椎名伊予・藤原重休」。

 按ずるに、宝永七年(1710)十二月十九日、誓願寺前より出火し、石町のあたり焼亡す。その頃この鐘も焼けたりしゆゑに、翌る宝永八年、鋳直されしなり。」

 この宝永八年、改鋳された鐘が現存しているのである。
鐘楼への階段はついているが、閉鎖されているので、直接銘の確認は出来なかった。
 鐘の音を聞きたいものだと思うが、地元の方のお話では、年に一回大晦日の夜に撞くとの事だった。
 公園内の説明版で詳しいいきさつ等が判る。

そして又この一帯は、あの有名な「伝馬町牢屋敷跡」
に当たるのだ。
江戸最初の時の鐘物語」 なんと石町の「時の鐘」を調べた格好の本があった!

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